COUNT関数とは、指定した範囲内の要素(数値)の個数を数える関数です!
このCOUNT関数に条件をつけて、「指定した範囲内で、条件に合う部分のみ数えたい」を実現したものがCOUNTIF関数になります!そして実は他にも条件を指定して要素(数値や文字列)の個数をカウントする関数が存在します。
今回はそんなCOUNT関数に関連した関数を一挙にご紹介していきます。COUNT関数についても解説していますので、初心者の方もぜひ読んでくださいね!
目次
スプレッドシート 関数 COUNT
まずはCOUNT関数です!冒頭でもご説明しましたが、COUNT関数は、指定した範囲内の要素(数値)の個数を返します。数値のみカウントするので、文字列はカウントされません。
基本構文
基本構文
COUNT(値1, [値2, ...])
ではさっそく範囲を選択して、個数を調べてみましょう。
=count(D4:D19)
ちゃんと取得出来てますね!
ちなみに文字列も見てみましょう。
=count(E4:E19)
このように文字列に関してはカウントしていないことがわかりますね!
COUNT関数はあくまで"数値"をカウントするので、画像のように範囲内に文字列しかない場合は「0」を返却しています。
スプレッドシート 関数 COUNTA
COUNTA関数は、範囲内の要素(数値、文字列)の個数を返します。COUNT関数とは違い、文字列もカウントします。
基本構文
基本構文
COUNTA(値1, [値2, ...])
使い方はCOUNT関数と同じです!カウントしたい範囲を指定すればOK。
=counta(E4:E19)
注意点としては、空白(" ")もカウントされるので、データに誤って含まれている場合は想定と違う結果が返ってきます。何か結果に違和感がある場合は取得元のデータを見直してみてください!
スプレッドシート 関数 COUNTIF
COUNTIF関数は、範囲内で条件に一致する要素(数値や文字列)の個数を返します。COUNT関数のように数値のみではなく、文字列の個数もカウントします。
基本構文
基本構文
COUNTIF(範囲, 条件)
条件は主に文字列や=、>、>=、<、<= のいずれかの演算子を活用した数値での検証になります。
例として、血液型が"A"の人をカウントしてみましょう!
=countif(E4:E19,"A")
条件に合致した個数のみカウントされていますね!もちろん数値による指定も可能です。
スプレッドシート 関数 COUNTIFS
COUNTIFS関数は、複数の条件に合致した要素の個数を返します。条件ごとに範囲を設定できます。
基本構文
基本構文
COUNTIFS(条件範囲1, 条件1, [条件範囲2, 条件2, ...])
条件範囲1と条件範囲2…(以降)の範囲についてはそれぞれ別で問題ありません。もちろん条件1、条件2…については上記の範囲内を指定する必要があります。
それでは、年齢が20歳未満(条件1)で、血液型が"A"(条件2)の数をカウントしてみましょう!
=countifs(E4:E19,"A",D4:D19,"<20")
こちらもCOUNTIF同様、数値も文字列もカウント対象になります。
スプレッドシート 関数 COUNTUNIQUE
COUNTUNIQUE関数は、範囲内で一意の要素の個数をカウントします。もっと噛み砕いて言えば、同じ数値や文字列があっても1回しかカウントしませんよということです!
基本構文
基本構文
COUNTUNIQUE(値1, [値2, ...])
使い方は範囲を指定するだけです!
例として、血液型の個数を調べてみましょう。
=countunique(E4:E19)
範囲内の要素数はもっとありますが、血液型としては4種類しかありませんよね?この関数を使うことで重複するデータを省いて集計することが可能になります!
スプレッドシート 関数 COUNTBLANK
COUNTBLANK関数は、範囲内で空である要素の個数を返します。
基本構文
基本構文
COUNTBLANK(範囲)
使い方はこちらも範囲を指定するだけです!
=countblank(E4:E19)
先ほどCOUNTA関数にて、空白(" ")をカウントしますとご説明しましたが、COUNTBLANK関数はセル内に何も要素が入っていないことを意味します。
なのでもう少し詳細に表現するのであれば、COUNTA関数は、空白(" ")が入力されていればカウントしますといった言い回しになりますね。
ちょっとプログラミング的に言えば、"null"であるセルをカウントするのがCOUNTBLANK関数です!
最後に
今回はCOUNT関数に関連する関数についてご紹介しました。
カウントする関数だけでこれだけあるのかと思われるかもしれませんが、一つ一つ使い方は簡単ですので、ぜひ用途に合わせて活用してくださいね!