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Excelには存在しない!違いを見せつけるスプレッドシート限定のおすすめ関数5選を厳選紹介【初心者・中級者】

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本記事ではスプレッドシートの関数の中でも、スプレッドシートにのみ存在する関数についてご紹介します。

GoogleスプレッドシートはExcelの機能や関数等をほぼ同様に使うことができますが、わざわざスプレッドシートを使う利点が分からないという方もいるのではないでしょうか。

今回はそんなスプレッドシートの魅力を知ってもらうために、スプレッドシート限定の関数についてまとめました!

実は限定の関数にも種類が多くあるため、選別するにあたり、以下を満たすことを前提にしています。

  • Googleスプレッドシートにしかない関数
  • 汎用性があり作業効率が向上する
  • ITに強くない人でも覚えたらすぐ使える


全て分かりやすく丁寧に説明していますので、ぜひ最後まで読んでくださいね!


スプレッドシート 関数 IMPORTRANGE


IMPORTRANGE関数は、指定したスプレッドシートから選択したセルの範囲を読み込みます。

他のスプレッドシートからデータを抽出したいときに使用します。
例えばVLOOKUP関数と合わせて使うことで、別管理されているデータを取得・集計するといったことが可能です!

基本構文

基本構文

IMPORTRANGE("スプレッドシートキー","シート名!参照するセルの範囲")


スプレッドシートキーとは、スプレッドシートのURLを確認すると、

例:https://docs.google.com/spreadsheets/d/◯◯◯◯◯◯/edit#gid=0

のようになっていると思いますが、この「◯」部分のことを指します。実際はスプレッドシートのURLをそのまま貼り付けても問題ありません。


では、別のスプレッドシートからセルの値を抽出してみましょう!

=importrange("1H2-ZXXjG5HUwZrQHM5PoSGxqeGAKeVAuYpT1z2lffiE","C3")

データを取得するシート
スプレッドシート 関数 使用例

取得元データ
スプレッドシート 関数 使用例

例ではセルの値を取得していますが、範囲指定でも抽出可能なので一度試してみてください!

また初めてシートにアクセスする場合は、リンクを許可するか確認があると思うので、「アクセスを許可」を押してください。権限のないシートの場合は、「アクセス権限をリクエスト」をクリックしてください。


会社管理や他人のスプレッドシートについては、同スプレッドシート内への新規シート追加や編集等は行わないのが暗黙の了解だったりするので、基本的にIMPORTRANGE関数で取得するようにしましょう!


スプレッドシート 関数 IMAGE


IMAGE関数は、セルに画像を挿入します。1×1のセル内に画像を挿入することができます。

基本構文

基本構文

IMAGE(画像のURL, [モード], [高さ], [幅])

画像のURL
画像の URL です。プロトコル(https://など)も含めます。

モード
省略可能です。その場合は、デフォルトの"1"が設定されます。

1の場合
アスペクト比(縦横比)を変えず、セル内に収まるように画像サイズを変更します。

2の場合
アスペクト比を無視して、セル内に収まるように画像サイズを変更します。

3の場合
画像を元のサイズのまま表示します。その場合、画像がトリミングされることがあります。

4の場合
カスタム サイズに変更できます。[高さ]や[幅]を指定する際は、このモードにする必要があります。


例を見てしまった方がイメージつきやすいと思うので、さっそく見てみましょう!
元の画像はこちらです。

画像例


  • モードが1の場合

    =image("https://www.google.com/images/srpr/logo3w.png",1)


    スプレッドシート 関数 使用例

    アスペクト比は変わらず、セルに合わせて画面サイズが縮小されています。


  • モードが2の場合

    =image("https://www.google.com/images/srpr/logo3w.png",2)


    スプレッドシート 関数 使用例

    アスペクト比を無視して縦に伸びた状態で表示されています。


  • モードが3の場合

    =image("https://www.google.com/images/srpr/logo3w.png",3)


    スプレッドシート 関数 使用例

    画像サイズがそのままで、はみ出した分はカットされていますね。


  • モードが4の場合

    =image("https://www.google.com/images/srpr/logo3w.png",4,50,150)


    スプレッドシート 関数 使用例

    指定の高さと幅になっています。



ちなみに画像に合わせてセルのサイズを変更するモードは現状ありません!
これら4つのいずれかの中で調整しましょう。




スプレッドシート 関数 UNIQUE


UNIQUE関数は、重複する行を破棄して指定範囲内の一意の行を返します。先頭から順に返却されます。

基本構文

基本構文

UNIQUE(範囲)


範囲を指定するだけで重複した行を省いてくれるので、簡単かつとても便利な関数です。

=unique(C3:D23)

スプレッドシート 関数 使用例

例では「あんかけ丼 410」が同じ内容なので、右側の表示が1つ省略されていますね。

対象の範囲における行について全列が同じ内容であるとき、重複と判断されます!


スプレッドシート 関数 ARRAYFORMULA


ARRAYFORMULA関数は、配列数式から返された値を複数行(列)に表示したり、非配列関数での配列の使用を可能にします。とっても簡単に言うと、指定した配列数式を表示する関数です。

こちらは今回紹介する関数の中でも特におすすめな関数なので、ぜひ覚えてくださいねー!

基本構文

基本構文

ARRAYFORMULA(配列数式)


配列数式とは、配列(複数セル)を対象に作成する数式のことです。
ここはあまり難しく考えなくて大丈夫です。使い方を覚えましょう!

以下の例では、単純に任意の範囲を選択しています。

=Arrayformula(C3:D23)

スプレッドシート 関数 使用例

…これだけだとイマイチ利点が伝わらないので、次はVLOOKUP関数と組み合わせて使ってみます!


下記では料金表の選択範囲についてF列のワードで検索し、ヒットした商品の料金を返すようにVLOOKUP関数を組んでいます。

=Arrayformula(vlookup(F3:F12,C3:D23,2,false))

スプレッドシート 関数 使用例

本来はG3〜G12までの全行に数式を入力しなければなりませんが、上図のように1つのセル入力で全ての料金を表示できています!


これはExcelでも言えることですが、取得するデータが多い場合、全てのセルに関数を入力すると処理が重くなりがちです。

ArrayFormulaを使えば、全てのセルで1つ1つ関数を動かす必要がなくなるため、処理の高速化につながります。

また読み込み速度の向上だけでなく、何か修正が必要な際は1つのセルのみ変更すれば良いだけなので、メンテナンスの観点においても優れています!

スプレッドシートの中でもかなり重要な関数の一つなので、ぜひ使いこなせるようになりましょう!



スプレッドシート 関数 IMPORTHTML


IMPORTHTML関数は、HTMLページ内の表やリストからデータを抽出します。

Webページにある表やリストをスプレッドシートにペーストできると便利ですよね?この関数を使えばそれが一発で出来ます。

データの種類を確認するのに、ほんのちょっとだけHTMLの知識が必要ですが、その方法についてもご説明しますのでご安心ください!

基本構文

基本構文

IMPORTHTML(URL, データの種類, 指数)

URL
Webページの URL です。プロトコル(https://等)も含めます。

データの種類
取得したいデータの種類を "list"(リスト)か "table"(表)のどちらかで指定します。
ここがちょっとHTMLの知識が必要なとこではあるんですが、IMPORTHTMLが取得できるのはWebページを構成しているタグのうち、リスト(<ul>タグか<ol>タグ)か表(<table>タグ)のいずれかです。

指数
HTMLソース内で定義された番号で、 1 から順に指定します。とても簡単に言うとリスト・表について、それぞれ上から何番目を取得するかということです。


では、ここでデータの種類を確認する方法を簡単にご説明します!


  • step.1

    まずGoogleChromeを開いて、参考ページにアクセスしてくだい。次にF12ボタンを押します。


  • step.2

    すると、以下のような画面が出てくると思います(デベロッパーツール)。この画面が何かというと、現在開いてるWebページのHTMLソースです。
    これを確認することで、このWebページの構成内容のほとんどが分かります!

    デベロッパーツール 使用例


  • step.3

    さて、先ほどデータの種類は「リスト(<ul>タグか<ol>タグ)か表(<table>タグ)のいずれか」というお話をしましたが、それがここから確認できます。画像の枠で囲ったアイコンを押して、ページのどこかにマウスカーソルを合わせてみてください。

    デベロッパーツール 使用例


  • step.4

    試しに表らしきところにマウスカーソルを合わせてみると、以下のように<table>タグを見つけました!ということは、この表は取得可能なデータの種類に該当することが分かります。

    デベロッパーツール 使用例



Webページをみていて、取得したいものがあったらまずは上記ツールでタグを確認してみましょう!データの種類が合致すれば取得可能と判断できます。

ではせっかくなので、この表を取得してみます!

=IMPORTHTML("http://en.wikipedia.org/wiki/Demographics_of_India","table",1)

スプレッドシート 関数 使用例

ちゃんと取得されています!


この関数を知っていると、Web上の表をスプレッドシートに持ってきて、編集できるのでとても便利です。

調べ方でお伝えしたデベロッパーツールについても、使い方に慣れておくと色々なところで役立つので、ぜひこれを機に今後活用してみてください!




最後に


いかがだったでしょうか。
どれもExcelにはなく、スプレッドシートでのみ使える関数です。

スプレッドシートは最初のうちこそ使いづらいかもしれませんが、慣れてくると自動保存、リアルタイム共有、履歴管理による復元に加えて、便利な関数まで揃っているので利便性がとても高いです!

本記事では紹介できませんでしたが、REGEXMATCH(正規表現)やquery(配列集計)といった関数もあり、これらを知ることでさらに作業効率を向上させることができます。ちょっと理解するのに難しいところもあるんですが…

こちらについてはまた別の機会に記事に出来たらと思います。
今回は以上になります!


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