外出先・旅先で必須アイテムのモバイルバッテリーですが、購入時に注目したいポイントと言えば、容量・携帯性・出力値の3点です!
軽量・小型であっても容量が小さいと1日持ち歩くには不安ですし、大容量でも重かったり大きいと荷物として煩しいですよね…。
また割と見過ごしがちですが、電力の出力値が低いと端末やモバイルバッテリー本体への充電に多くの時間を要します。
そこで今回おすすめするのがAnkerのモバイルバッテリー「Anker PowerCore 10000 PD Redux」になります!
10000mAhと大容量にもかかわらず、片手にすっぽりとおさまるコンパクトな形状で、さらにスマホだけでなくノートパソコンの充電まで可能なPower Delivery(PD)にも対応しているため、様々なデバイスを急速充電できます!
本記事ではそんな大容量で軽量・小型の「Anker PowerCore 10000 PD Redux」についてレビューしていきますので、モバイルバッテリーを検討中の方はぜひ参考にしてください!
また、最近のモバイルバッテリーで多く見かける「PD、PD対応」の意味についても解説していますので、良かったらチェックしてみてください!
目次
PDとは?
PDとは、「USB Power Delievry」の略で、USB Type-Cの中でも最大100Wの電力供給が可能な『給電規格』のことを指します。
USBの標準的な給電規格「Default USB Power」が、
・USB2.0で最大2.5W
・USB3.x系で最大4.5W
であることを考えると、PD対応の最大出力値がいかに大きいか分かります。(最大出力値はどれも規格上の数値であり、実際の値はあくまで製品性能に依存します。)
高出力であるということは、スマホだけでなくNintendo Switch、タブレットやノートパソコン等にも使用できるということなので、対応デバイスの幅が格段に広がります!
さらにPD対応機器は、繋がった機器間で情報共有し最適な電力を給電するので、端末やモバイルバッテリー本体への急速充電(充電時間の短縮)が可能です。
これら対応機器の多さや急速充電に対応していることが、最新のモバイルバッテリーの多くにPD規格が使われている大きな要因でもあります!
ただ1つ注意点として、PDの恩恵を受けるためには、充電器・ケーブル・端末のそれぞれがPD対応である必要があります。全部揃って初めて効力が発揮されるので、どれか1つではなくその他も併せて準備しましょう!
ちなみにiPhone端末であれば、8以降の機種はすべて対応しています。
では、次章からいよいよ本製品についてご説明していきます!
Anker PowerCore 10000 PD Redux 外観
まずは外観から!
Ankerお馴染みの箱から開封スタートです!
一つ一つ丁寧に梱包されて入っています!
本体・ケーブル・トラベルポーチ以外には取扱説明書が同封されています
10000mAhの大容量にもかかわらず、このスリムボディー!
表面には滑りにくい&傷が⽬⽴ちにくいメッシュ加⼯が施されています。
女性の手でも持ちやすい形状
USBポートは、出力にPowerIQ搭載のUSB Type-A
入力・出力どちらにも使えるPD対応のUSB Type-C
本体のバッテリー残量は4段階で把握できます
低電流モードにも対応しており、2秒以上押し込むと画像のように緑ランプが点灯します!
Anker PowerCore 10000 PD Redux 商品情報
Anker PowerCore 10000 PD Reduxの商品情報は以下になります。
サイズ | 約106 x 52 x 25 mm |
重さ | 約192g |
容量 | 10000mAh |
充電方法(本体) | USB Type-C×1(PD対応) |
充電方法(出力) | USB Type-C×1(PD対応) USB Type-A×1(PowerIQ対応) |
付属品 | USB Type-C & USB Type-Cケーブル、トラベルポーチ、取扱説明書、最大24ヶ月保証(注文番号が保証書の代用) |
料金 | 4299円(掲載時Amazon料金) |
10000mAh以上かつUSB PD対応のモバイルバッテリーでは、世界最⼩&最軽量クラス (Anker調べ / 2019年12⽉時点)となっています 。
料金が少し高めですが、AmazonのSale対象商品に選ばれることが多いため、Sale時は必ずチェックしておきましょう!
Anker PowerCore 10000 PD Redux ポイント
大容量でiPhone12シリーズを◯回充電できる
まずはiPhone12シリーズのバッテリー容量を見てみましょう!
・iPhone12 mini:2,227mAh
・iPhone12:2,775mAh
・iPhone12 Pro:2,775mAh
・iPhone12 Pro Max:3,687mAh
(資料:オランダの大手携帯キャリアVodafone)
これらを踏まえると、本製品の容量10000mAhがあれば、iPhone12 miniが4回、iPhone12・iPhone12 Proがおおよそ3〜4回、iPhone12 Pro Maxがおおよそ2回〜3回充電できることになります。
一番バッテリー駆動時間の長いiPhone12 Pro Max(ビデオ再生:20時間)でも2回フル充電できるため、日常使いであれば10000mAhで十分すぎる容量と言えるでしょう!
コンパクトで持ちやすいReduxシリーズ
Reduxとは「帰ってきた」という意味で、不動の人気を誇った「Anker PowerCore 10000 」からデザインや表面加工等を一新したAnkerの次世代モデルです。
Reduxシリーズは、滑りにくい&傷が⽬⽴ちにくいメッシュ加⼯が採用されており、⼿に吸い付くような曲線デザインで、よりグリップ感のあるコンパクトな形状を実現しています。
また低電流モードにより、イヤホン等の小型電子機器やウェアラブル機器に最適な電流で充電することが可能です!
PD対応のUSB Type-Cから最大18Wの急速充電
PowerIQ搭載のUSB Type-Aで最大12W、PD対応のUSB Type-Cからは最大18Wの出力で、2ポートどちらからも急速充電が行えます!
さらにモバイルバッテリー本体への充電も、PD対応の充電器・ケーブルを使用することで、わずか3.5時間で完了させることができます!(PD非対応USB充電器だと9時間)
両ポートを同時に利用することもできますが、各ポート併せて18Wとなっていますので、同時利用すると電力供給量が落ちる点はご注意ください。
使ってみた感想
本製品によく似たPD非対応モデル「Anker PowerCore 10000 Redux」も持っていますが、充電時間がかなり早くなっていることが分かります!
あと充電方式がUSB Type-Cになったのも個人的にはポイント高めです!PD対応で充電時間が掛からないという点もそうですが、裏表のない形状は差し込む際の安心感があります。
また最大18W出力のため、ほとんどのスマホやタブレットに急速充電が可能です!ノートパソコンで使うには若干力不足ではありますが、重いソフトを起動してなければしっかり充電されていきますよ!
ちなみに僕はいつもこんな感じでカバンに入れています。
使用方法としては、主にiPhone12 Proの充電、たまにiPad mini 5やMacBook Pro 13にも使っています!
上記構成ならモバイルバッテリーからの充電はもちろん、外出先に電源アダプタがあれば、ケーブルをAnker PowerPort III Nano 20Wに差し替えることで、バッテリーを消費しなくて済みます!
さらにUSB-C & USB-C 2.0 ケーブルを使えばモバイルバッテリー本体へも充電できるので、宿泊する時も大活躍!
これら全てPD対応で、相互の急速充電も可能なので、いろんな場面で使えるおすすめ外出セットです!
レビューまとめ
僕がおすすめするのはこんな人!
- コンパクトで大容量なモバイルバッテリーがほしい人
- PD対応の急速充電に対応したモデルに興味がある人
- Nintendo Switchやタブレットにも併用したい人
- Ankerのモバイルバッテリーが好きな人
大容量にもかかわらず小型・軽量のため、場所を選ばず様々な場面で活躍してくれます。
iPhone8以降やPDに対応した端末なら、本製品とケーブルがあれば急速充電可能ですので、モバイルバッテリーを探している方はぜひ検討してくださいね!